ネタの宝庫!中国の空を飛ぶ日本人男性CAのブログ

ふぁんいんでんじー!中国と日本の空を飛ぶ日本人男性客室乗務員です。。中国・CAあるあるから辛口トピックまで発信中

中国で生活して

中国に住む日本人はとても多い。北京、上海、広州、深センなど、主だった大きな都市には日系企業の駐在員およびその家族がが多く住む。

そうした都市に住む分には生活面ではさほど困らない。少々高いけれど、基本的な日用品や食品は日本のものが手に入るし、日本人のやっている居酒屋も多い。毎日あぶらっこい中華を食べなくてもいい(濃い料理は時々食べるから美味しい)。大体日本人の多い地域にスーパーも飲食店も固まっているから便利だ。

言葉の問題がなければ、町は多少汚いけれど(そういうアジアの雑踏が好きな人もいると思うけど)、仏教儒教だと言った教えが生活のあちらこちらにひっそり根付いている点など共通点があるからか、そんなに不便を感じないのかもしれない。けれど、同期や先輩にはフライト中に日本人だからと何かお客さんに言われたことがある人もいる。

2012年頃の尖閣諸島国有化に起因する各地での反日デモの時にはまだ今の会社にいなかったため肌で国同士の軋轢を感じるようなことはなかったが、中国では反日教育があるのも事実。

入社後初めての9月3日の抗日戦勝記念日の前後には念のため外出を控えたりもした。結局心配したようなことはなく、すべて杞憂に終わり普段と変わらない日常ではあったが、地元のテレビでは抗日がテーマのドキュメンタリーなど連日放映されており心地よくはなかった。

けれど、中国人の中には、魚釣島共産党も特に関心がないという人もいる。ある地方都市出身の中国クルーは、「魚釣島なんてこっちに出てきたから人の話題になるのを聞いた、知ってはいたけど地元ではどこか遠くのよくわからない自分には関係のない話と思っていた」と言っていた。

この彼と話をして、国家や政治主導と一般の人の間にはやはり大きな温度差があるし、人によっては反日感情の強い人もいればそうでない人もいるのだなと改めて感じた。反日だが日本の製品は好きな人も多いだろうし。

国家間の問題や歴史認識をめぐり、漠然と日本や日本人への良くないイメージはあるものの、普段の暮らしで実際に出会う日本人や日本のものサービスに触れることに抵抗のない人も多いのではないか。

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個人的には、入社前の段階で中国にいいイメージはあまりなかったし、好きか嫌いと言えば今でも後者かもしれない。日本人である自分にはなかなか受け入れがたい雑で適当なことがあったり、会社や上司とのやり取りでも「ああ、これが後進国なのか」とうんざりすることも正直ある。けれど、そうした大きなまとまりでの中国に対する考えと日常での考えは少し別のこと。

中国にきて、中国の文化に触れ、中国人と接して、この国の人の素朴さや大らかさ、一見すると不愛想だけど少し話をしただけで懐に飛び込んでくるような無邪気で人情味に篤いところは素晴らしいと思う。逆に日本のメディアでは悪い姿ばかりが取り上げられているのは、とてもお粗末で滑稽だし、公正を常とすべきメディアとして恥ずかしくないのかと苦言も呈したくなる。常識や国際的なスタンダードに欠ける中国人の珍事は僕も好まないけれど、、、

お隣さんだからこそ国家としての難しい問題は多いが、せめて個々人の間ではお互い歩み寄れたらいいのに。