ネタの宝庫!中国の空を飛ぶ日本人男性CAのブログ

ふぁんいんでんじー!中国と日本の空を飛ぶ日本人男性客室乗務員です。。中国・CAあるあるから辛口トピックまで発信中

外人クルーの葛藤

現在の会社へ入社した時、中国語は多少勉強したことがあったのでそれを生かせるつもりでいたものの、実際中国語だらけの環境となるとあまり通用せず、自己紹介だとか旅行会話の域を出ないごく簡単なレベルでしかなかったのだと思い知らされた。

しかし、基本的に海外の航空会社での日本人乗務員というのは、日本路線における日本人客対応であるから、英語なり会社の本国の言葉が話せないと仕事にならない。何か問題が生じた時の日本のお客さんへの通訳をする他、日本語アナウンスなどもあるし。

僕の会社の場合は、中国語学習歴が一切なくとも入社してから勉強すればいいスタンスだけど、結局は社内共通語の中国語ができないととても困るし、自分がつらい!

 

機内会話というのは、割と基礎の文法知識で事足りるけれど、航空用語やら、出入国・ビザ関係から免税品関係などややこしい込み入った説明が必要な状況も多い。

また、教科書で学ぶような一番標準的な中国語と、同僚たちの話す普段の中国語、そして仕事上の省略した言い回しなど、それぞれ語彙が微妙に異なるのも慣れるまではハードルになる。

他の日本人クルーとの乗務であればお互い助け合うこともできるが、日本人ひとりだけで乗務するフライトなど恐怖でしかなかった時期も、、、、

 

思うように言いたいことを言えない事があっても、困った時には英語を使うなり漢字を書いて筆談するなり、自分でどうにか工夫するしかない。しかし、漢字だからと言って全て意味が同じわけではなく勘違いもしばしば、あまり英語の話せない同僚とペアになることだってある。つまり、常にコミュニケーションに不便がある中での仕事。

今は困らないけど、以前は周りの同僚たちが外人である僕への歩み寄りや配慮なくみんなでいつも通りのネイティブスピードの中国語で話していると、完全に孤立していた笑 あまり外人クルーと飛ぶのが好きではない同僚ばかりに当たると本当に本当にこんな感じ!さらに、上海人ばかりのフライトでクルー同士上海語で話し出された時にはもう何もかも聞きとれない!上海語は今でももちろんできないし、というか今後も勉強する気など皆無ですが。

 

多少時間がかかるかもしれないけれど、ゆっくりなら中国語を使って全て自分で完結させられる仕事でも、「もういいや俺がやる」と他の人に奪われて、できるのになんでやらせてくれないのかと思いながら、根拠のない自信がさらに奪われ極度の自信喪失に陥ったり、、、笑

語学面で支障があると、共通語を母国語とする本国人の中では立場が低いので、本当は他の人の失敗なのに「どうせあの日籍(日本国籍の略)じゃない?」といつの間にか責任をなすりつけられたこともある。

違うと主張しても、もうどうでもいいからとにかくお客さんに謝ってくるように強制されたり、、、日本人で中国語わからなかったからと言えばお客さんも仕方ないとそれ以上何も言ってこないから事が収まるという仕組み!うまく利用されています泣

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言葉さえできれば、言い訳ではなく誤解をきちんと解けたのに、、、と悶々としたままフライトを終えた後の後味の悪いこと。そして、何の役にも立てない不甲斐なさでいっぱいになってしまう。正しく相手に理解されないまま悔しい思いをすることは数え切れない。残念だけど。でもある程度は仕方ないと思う。

中国人の中で絶対的マイノリティーなんだから、そりゃあ大変なことだらけなのは当たり前。 ダメで元々!過ぎたことだし気にしないで気分転換に酒でも飲むか!!と明るく過ごす事の方が大切!

もちろん更なる勉強は不可欠だけど、それ以上にこうしたメンタル面の切り替えができるか否かは、海外で働く際にはかなり大切な要素じゃないかと思う。 

この会社に来るまで、言葉の通じない環境に身を置くことがこんなにも苦しいんだと想像だにしなかったし、嫌なことの絶えない生活ばかりだけど、海外での就職というのは以前から希望していたことだし、それが運良く叶って貴重な経験をしていると考えるようにしないと。というか、そう思わないと今の心労の多い仕事やってられないかも、、、、

 

でも、まだ辞めてないし好きな仕事なんですけど笑